18〜19世紀 ペルシャ様式 火薬入れ 両端動物頭/ライオンと鹿の狩猟図装飾
18〜19世紀 ペルシャ様式 火薬入れ 両端動物頭/ライオンと鹿の狩猟図装飾
販売価格: 165,000円(税込)
商品詳細
COMMENT/ペルシャ〜ムガール 18世紀後期〜19世紀中期
左右両端に角をもつ動物頭部(山羊あるいはガゼル)を配し、胴部にはライオンが鹿を襲う伝統的な狩猟場面が細密に彫刻された、マスケット銃用の金属製火薬入れです。中央のネジから火薬を補充し、山羊の口のネジ部分から火薬を銃に注入する構造となっています。
胴部にはライオンが鹿を狩る狩猟図や蔓草文が精緻に彫られ、王権象徴的意匠とも重なる装飾性を備えています。このライオンが鹿を襲う場面はムガール、ペルシャ文化圏における王権の象徴表現で、ライオンは王や支配者、鹿は従属者または自然の力を表すことが多く、全体に絡む植物模様これもペルシャ系装飾の特徴となります。
形状・図像ともにムガル朝やサファヴィー朝の文化圏の特徴を具えた格式ある逸品で、王侯貴族の狩猟文化の中で製作された精緻な工藝であり、相応の有力者の所有物であったことが伺えます。
• 年代:1800年前後(18〜19世紀)
• 国/地域:ムガール〜ペルシャ・カージャール朝圏
• 素材:銅か鈴の合金
• サイズ:高約7.5cm×幅約29.5cm
左右両端に角をもつ動物頭部(山羊あるいはガゼル)を配し、胴部にはライオンが鹿を襲う伝統的な狩猟場面が細密に彫刻された、マスケット銃用の金属製火薬入れです。中央のネジから火薬を補充し、山羊の口のネジ部分から火薬を銃に注入する構造となっています。
胴部にはライオンが鹿を狩る狩猟図や蔓草文が精緻に彫られ、王権象徴的意匠とも重なる装飾性を備えています。このライオンが鹿を襲う場面はムガール、ペルシャ文化圏における王権の象徴表現で、ライオンは王や支配者、鹿は従属者または自然の力を表すことが多く、全体に絡む植物模様これもペルシャ系装飾の特徴となります。
形状・図像ともにムガル朝やサファヴィー朝の文化圏の特徴を具えた格式ある逸品で、王侯貴族の狩猟文化の中で製作された精緻な工藝であり、相応の有力者の所有物であったことが伺えます。
• 年代:1800年前後(18〜19世紀)
• 国/地域:ムガール〜ペルシャ・カージャール朝圏
• 素材:銅か鈴の合金
• サイズ:高約7.5cm×幅約29.5cm