幻獣像《双尾の魔物》フランス 18〜19世紀 ロマネスク様式 教会 装飾 木彫

幻獣像《双尾の魔物》フランス 18〜19世紀 ロマネスク様式 教会 装飾 木彫

販売価格: 55,000(税込)

商品詳細

COMMENT/フランス18世紀後期〜19世紀初期に作られた、教会建築に関連する木彫の幻獣像です。
特異な姿勢で太い胴体に獣の前肢、そして大きく左右に分かれた魚のような尾。この奇妙で象徴的な造形は、見る者の目を引き、想像力を刺激します。

こうした幻獣像は教会や修道院の建築装飾によく見られ、魔除けや信仰的寓意のために用いられました。本作には、特に11〜12世紀のロマネスク彫刻の様式が見てとれます。例えば、動物的でありながら非現実的なプロポーションや、実用性を超えた存在感、そして写実性を排したデフォルメは、ロマネスクの美的感覚に共鳴しています。

また、二股に分かれた尾のモチーフは、中世ヨーロッパで伝承された「メリュジーヌ」などの神秘的存在に由来する装飾意匠とも関係しており、幻想性と宗教的寓意が複雑に絡み合っています。
一方で、どこか愛嬌ある表情や、見る角度によって印象が変化するような彫りの魅力もございます。

経年による小傷や微細な欠けは見受けられるものの、全体として非常に良好なコンディションを保っています。

• 年代:18世紀後〜19世紀初
• 地域:フランス
• 素材:木彫
• サイズ:高さ 約29.5cm/幅 約9cm