フランス 19世紀 セッター犬 アンリ2世様式 木彫装飾 猟犬

フランス 19世紀 セッター犬 アンリ2世様式 木彫装飾 猟犬

販売価格: 30,000(税込)

商品詳細

COMMENT/フランス19世紀のアンティーク。
狩猟文化の根強い19世紀フランスでは、猟犬は単なるペットや番犬以上の存在であり、インテリアや家具装飾の重要なモチーフとして多用されていました。

本品はフランスのルネサンススタイル、アンリ2世様式の重厚な家具の装飾パーツとして制作された、非常に精巧かつ精悍な猟犬の頭部の木彫です。素材は上質なウォルナット。深い木肌の艶と繊細な毛並みの彫り込みが美しく、堂々たる面構えの中に忠誠と気品が表現されています。

彫刻の特徴から、この犬はおそらくイングリッシュ・セッターもしくはゴードン・セッターのような鳥猟犬(ガンドッグ)と考えられます。長く流れる耳、やや前傾した鼻口部、堂々とした表情など、セッター系に特有の意匠が読み取れます。19世紀フランスではこうした犬種が高貴な猟犬として人気を博しており、美術的モチーフとしても好まれていました。

現在はスタンドに設置され、単体の彫刻オブジェとしてお楽しみいただけるよう仕上げられています。書斎や暖炉まわり、または愛犬家の方のインテリアとしても抜群の存在感を放ちます。

アンティークならではの経年による小キズや僅かな擦れはございますが、全体としては非常に良好な保存状態です。

・ 年代:19世紀中期(1850年前後)
・ 国/地域:フランス
・ 素材:木製(ウォルナット)
・ サイズ:高さ 約17cm(台座含む) / 幅 約14cm