17世紀 フランス 騎士とグリーンマン 木彫レリーフパネル ／ ルネサンス様式 アンティーク 装飾

COMMENT/17世紀フランスにて作られた木彫の装飾パネルです。
この作品には、中世騎士の横顔とともに、古来より森と再生の象徴とされてきた「グリーンマン」の顔が彫り込まれています。
グリーンマンは、葉に覆われた顔を持ち、自然界の神秘的な力や豊穣を象徴する存在として、ルネサンス期の建築や家具装飾に好んで用いられました。

本品はもともと家具や建築の一部であったと考えられ、古民藝的な素朴さと同時に、ルネサンス特有の幻想的な装飾性を併せ持っています。騎士の姿からは中世騎士道の精神を、グリーンマンからは自然と人間の繋がりを感じ取ることができる、深い意味を内包した逸品です。

木の水分が抜けて非常に軽くなっており、時代を経たパティナが全体に美しい風合いを与えています。大変古いアンティークにつき欠け、ひび、軽度の反りなどはありますが、経年相応のコンディションかと思います。

•　年代：1600年代（17世紀）
•　地域：フランス
•　素材：木製
•　サイズ：幅 約18cm × 高さ 約54cm