メメントモリ memento mori 19世紀 鹿角 半顔 半骸骨 髑髏 ドイツ アンティーク
メメントモリ memento mori 19世紀 鹿角 半顔 半骸骨 髑髏 ドイツ アンティーク
販売価格: 195,000円(税込)
商品詳細
COMMENT/南ドイツ 19世紀 — 生と死の境界を見つめる小彫刻
本作は、19世紀と伝えられる鹿角彫刻によるメメント・モリです。メメント・モリ( memento mori)は「自分がいつか必ず死ぬ事を忘れるな」という意味のラテン語の警句で、死を念頭に富や快楽に耽ることを戒め、神に祈りを捧げるという思想です。これを背景に骸骨や髑髏といった死を連想させるモチーフの作品です。
顔の半分が生者の表情を保ち、もう半分が骸骨として彫り分けられた造形は、人間の「生」と「死」を対比させる象徴的モチーフであり、16〜17世紀ヨーロッパの宗教思想に深く根ざしています。本品も17世紀のデザインを19世紀にリバイバルした作品になります。
19世紀には中世やバロック期の宗教美術が再評価され、特に「ヴンダーカンマー(驚異の部屋)」的趣味を持つ収集家たちの間で、このような象徴的アイテムが再び制作されました。
鹿角という素材は、ヨーロッパで古来より力・再生・自然の循環を象徴するものであり、メメント・モリ主題との相性が極めて高いとされています。頭部の表情、骸骨側の骨格描写、そして表面の経年による自然な変色が、静かに時の流れと死の観念を物語っています。
過去に数点メメントモリを扱ってきましたが、その中では質感やサイズ、造形において一番優れた逸品になります。最初に目に入った時は17世紀の物かと推測しましたが、長年懇意にしているディーラは「もしかすると18世紀はあるかもしれないが、おそらく19世紀だろう」との事でした。
メメントモリは欧州では評価が高く人気のあるあるコレクターズアイテムとなっており、16〜17世紀の物はかなりの高額となり現実的な仕入れの対象外となってしまいますが、本本は17世紀と見紛うレベルの逸品です。
なお台座はアンティークではありません。
• 年代:19世紀
• 国:南ドイツ
• 素材:鹿角
• 状態:自然な経年変化・帽子部分に小さなカケあり
• サイズ:台座を含む全高約17cm 本体高約8cm
本作は、19世紀と伝えられる鹿角彫刻によるメメント・モリです。メメント・モリ( memento mori)は「自分がいつか必ず死ぬ事を忘れるな」という意味のラテン語の警句で、死を念頭に富や快楽に耽ることを戒め、神に祈りを捧げるという思想です。これを背景に骸骨や髑髏といった死を連想させるモチーフの作品です。
顔の半分が生者の表情を保ち、もう半分が骸骨として彫り分けられた造形は、人間の「生」と「死」を対比させる象徴的モチーフであり、16〜17世紀ヨーロッパの宗教思想に深く根ざしています。本品も17世紀のデザインを19世紀にリバイバルした作品になります。
19世紀には中世やバロック期の宗教美術が再評価され、特に「ヴンダーカンマー(驚異の部屋)」的趣味を持つ収集家たちの間で、このような象徴的アイテムが再び制作されました。
鹿角という素材は、ヨーロッパで古来より力・再生・自然の循環を象徴するものであり、メメント・モリ主題との相性が極めて高いとされています。頭部の表情、骸骨側の骨格描写、そして表面の経年による自然な変色が、静かに時の流れと死の観念を物語っています。
過去に数点メメントモリを扱ってきましたが、その中では質感やサイズ、造形において一番優れた逸品になります。最初に目に入った時は17世紀の物かと推測しましたが、長年懇意にしているディーラは「もしかすると18世紀はあるかもしれないが、おそらく19世紀だろう」との事でした。
メメントモリは欧州では評価が高く人気のあるあるコレクターズアイテムとなっており、16〜17世紀の物はかなりの高額となり現実的な仕入れの対象外となってしまいますが、本本は17世紀と見紛うレベルの逸品です。
なお台座はアンティークではありません。
• 年代:19世紀
• 国:南ドイツ
• 素材:鹿角
• 状態:自然な経年変化・帽子部分に小さなカケあり
• サイズ:台座を含む全高約17cm 本体高約8cm








