古書 1802年 祈祷書 ミサ典礼 フランス アンティーク ナポレオン 統領政府時代 執政政府時代
古書 1802年 祈祷書 ミサ典礼 フランス アンティーク ナポレオン 統領政府時代 執政政府時代
販売価格: 48,500円(税込)
商品詳細
COMMENT/1802年にフランス東部ヴォージュ県エピナルの出版者ビュガール父子(Bugaud, père et fils)によって刊行された祈祷書。
題名 L’Ange Conducteur dans la Dévotion Chrétienne(『信心生活における導きの天使』)は18世紀以来の祈祷書の系譜に属し、信徒が日々の信心実践と黙想を行うための手引書として広く流布していました。
内容は、日課祈祷、ミサに先立つ祈り(Avant la Messe)、聖母マリアへの奉献、受難の黙想(Tableaux représentant la Passion de N.-S. Jésus-Christ)など、多岐にわたる典礼的・瞑想的祈りを収録しています。
装丁は赤革による堅牢かつ華やかな仕様で、金押し装飾により枠組文様を形成。金属製の角金具と留め金は透かし細工を伴い、ロココ後期からアンピール様式への過渡的デザインを反映しています。
1801年のナポレオン=ピウス7世間コンコルダート(政教協約)によってカトリック教会がフランス国内で再び公認された直後にあたる本書の出版は、宗教生活と信仰実践の再興を象徴する文化的産物であり、革命期の弾圧を経たカトリック信徒たちは、このような祈祷書を通して家庭的・個人的な祈りを再び取り戻していきました。
本書は、装丁・版式・内容のいずれにおいても、初期ナポレオン期における地方印刷所の宗教出版活動を示す優れた資料であり、19世紀初頭の信仰復興運動の具体的証左として学術的価値を有しているものと考えます。
約220年前の古書です、小さなヤブレ、シワ、シミなど経年を感じさせますが、大きな破損などはございません。
• 年代:1802年
• 国:フランス(エピナル)
• サイズ:幅約8.5×12.5cm 厚約3.5cm
題名 L’Ange Conducteur dans la Dévotion Chrétienne(『信心生活における導きの天使』)は18世紀以来の祈祷書の系譜に属し、信徒が日々の信心実践と黙想を行うための手引書として広く流布していました。
内容は、日課祈祷、ミサに先立つ祈り(Avant la Messe)、聖母マリアへの奉献、受難の黙想(Tableaux représentant la Passion de N.-S. Jésus-Christ)など、多岐にわたる典礼的・瞑想的祈りを収録しています。
装丁は赤革による堅牢かつ華やかな仕様で、金押し装飾により枠組文様を形成。金属製の角金具と留め金は透かし細工を伴い、ロココ後期からアンピール様式への過渡的デザインを反映しています。
1801年のナポレオン=ピウス7世間コンコルダート(政教協約)によってカトリック教会がフランス国内で再び公認された直後にあたる本書の出版は、宗教生活と信仰実践の再興を象徴する文化的産物であり、革命期の弾圧を経たカトリック信徒たちは、このような祈祷書を通して家庭的・個人的な祈りを再び取り戻していきました。
本書は、装丁・版式・内容のいずれにおいても、初期ナポレオン期における地方印刷所の宗教出版活動を示す優れた資料であり、19世紀初頭の信仰復興運動の具体的証左として学術的価値を有しているものと考えます。
約220年前の古書です、小さなヤブレ、シワ、シミなど経年を感じさせますが、大きな破損などはございません。
• 年代:1802年
• 国:フランス(エピナル)
• サイズ:幅約8.5×12.5cm 厚約3.5cm











